産後の生理が再開しなければ次の子を妊娠しない?授乳中と生理の関係

すくすく成長する可愛いわが子を見て、「もうひとり赤ちゃんが欲しいけど、生理もまだ再開していないから妊娠できない?」とよく不安を聞きますが、答えは「NO」です。

出産後、生理が再開する時期は人によって様々です。子宮の回復状況にもよりますし、母乳育児だと比較的再開は遅いと言われています。授乳中でも生理が再開していなくても、排卵は起きていることがあるので、十分に妊娠する可能性があります。

次の子の妊娠を考えているのなら、生理がこないと不安になってしまいますよね?出産後の生理再開について、また、再開後の生理は妊娠前のような周期や量に戻るのでしょうか?

今回は、授乳中だけどそろそろ次の子を考えているママ必見!参考になる情報をまとめました。

出産後の生理再開するタイミングは?

出産後の生理再開時期は個人差が大きく、母乳育児なのかミルク育児なのかも関係してきます。

完全母乳育児中のママの生理再開はいつ?

出産後、母乳だけで育児をしているママは、ミルク育児ママに比べて生理の再開が遅いと言われています。

それは、授乳時に分泌されるホルモンが母乳を作るとともに、排卵が起こらないように作用しているからです

授乳中に排卵が起きて妊娠すると、母乳成分より胎児に栄養が多く取られるので、母乳の栄養で成長している赤ちゃんにしっかり栄養がいくように、授乳中は妊娠しないようになっているという説もあります。

昔に比べて出産後のママの栄養が良いために、早く生理が再開することがあるようです。多くの方の生理再開時期はだいたい半年~10か月です。

 

ミルク育児中のママの生理再開はいつ?

ミルク育児のママは、母乳育児のママより生理の再開が早い傾向が多いです。

出産後、母体は母乳を作るホルモンが分泌され、もう母乳を作る必要がないと体が認識してホルモンの分泌が少なくなるまで生理は再開されません。

ホルモンが少なくなるのは半年程度と言われています。授乳していないのに、1年たっても生理が再開しない場合は、病院に相談してみましょう。

母乳とミルクの混合育児のママの生理再開はいつ?

母乳とミルクの使っている比率によって変わってきます。母乳が多ければ遅めに、ミルクが多ければ早めになります。

授乳時間が3時間より長くなればホルモン分泌が少なくなり、排卵が始まるといわれています。母乳に比べて、ミルクの方が授乳の間隔が長くなるので、ミルクを増やせば増やすほど生理の再開は早くなることが多いということです。

生理がないと排卵もしないの?授乳中との関係は?

生理がないと排卵しないということはありません。生理が来る前には排卵があるので、生理が来てなくても排卵は起こっているということです。

排卵は、授乳と授乳の間が3時間以上空くと始まる確率が上がると言われています。

しかし、授乳中はホルモンが乱れるため、排卵しなくても生理が来ることはあります。無排卵月経といって、ホルモンが排卵の準備をするけど、排卵するほど卵子が育っていない時に起こります。

ホルモンが排卵の準備をするので、子宮内膜は厚くなります。その内膜は時間が経つと、いつもの生理のように体外へ排出されます。

授乳中はこの無排卵月経が起こりやすく、生理が来ていても妊娠しない!と思うこともあると思いますが、実は排卵していなかったということもあります。

授乳中は生理が来ないから妊娠しないの?

生理のメカニズムは、以下のようになっています。

子宮内膜が厚くなる

排卵

受精しなかった時、子宮内膜と一緒に卵子が流れる

生理

このように生理の前に排卵があります。出産後初めての生理が来る前に排卵が起こっているので、タイミングが合えば生理が来てなくても妊娠することはできます。

出産後の排卵のタイミングは、ホルモンバランスが乱れているためにとても予測しづらいです。子宮内膜を厚くするホルモンが十分に分泌されなければ、排卵は起こらないのです。

授乳中であっても、排卵があれば受精するので妊娠はします。なので、授乳が直接妊娠出来ない理由になることはないようです。

しかし、授乳中は排卵があって受精しても、子宮内膜が妊娠に十分な厚さまで厚くならないときは、妊娠が成立しません。そのような場合は授乳をやめた場合、妊娠するということもあります。

授乳をやめることにより、ホルモンバランスの乱れが落ち着くので、妊娠もしやすくなることが多いです。

出産後の生理は不順になりやすい?

妊娠・出産で子宮が受けるダメージはとても大きいもの。子宮が元の状態に回復するまでは、生理不順が続く可能性があります。

また、慣れない育児や夜の授乳・夜泣きでの睡眠不足や、自分の食事する時間がとれなかったりと、ストレスや不規則な生活でホルモンバランスが崩れがちです。再開したのに次が来ないなど、ホルモンバランスが整うまでは順調に来なくても心配はないでしょう。

しかし、一度来たのにその後、3か月や4か月もこない状態になった時は、一度婦人科を受診しましょう。

出産後の生理不順の注意点

出産後に再開したはずの生理が、3~4か月またこないときや月に2回も来るなどの時には、子宮の回復状況もかねて、一度、婦人科を受診しましょう。

無排卵月経の可能性や子宮の回復が悪かったり、他の病気の可能性もあります。

出産後の生理痛は痛くなる?

出産後の生理痛は、軽くなることが多いといいます。出産により子宮口が柔軟になり、子宮内膜の排出も流れやすくなるからと言われています。

しかし逆に、生理痛に加え、腰痛がひどくなる人もいます。考えられる理由はなんでしょうか。

育児疲れや不規則な生活

ストレスや食生活が原因でホルモンバランスや自律神経が乱れ、痛みがひどくなることが考えられます。

骨盤のゆがみ

出産でゆがんでしまった骨盤が影響することもあります。

出産のため、恥骨周りや靭帯が緩むので、出産後正しく戻らないと子宮にも影響し、生理痛がひどくなる場合があります。出産後直後は骨盤ベルトやコルセットをするのがおすすめです。

冷え

出産後ではなくても、下半身の冷えは生理痛をひどくします。

育児に追われ、ゆっくり湯船に浸かることも難しいかもしれませんが、たまには旦那さんに赤ちゃんを見ててもらって、湯船に浸かったり、ストレッチをしたりして体を温めましょう。また、暖かい飲み物を飲むのもおすすめです。

出産後の生理再開の兆候とは?

生理が再開する際に、なにか兆候はあるのでしょうか?

妊娠前に、月経前症候群があった方は、その症状が戻ってきたという方もいます。頭痛や空腹感、やけに甘いものが食べたくなるなど。

しかし、出産を機に、月経前症候群や生理痛がなくなる方もいらっしゃるので、気づかないうちに生理再開したという場合の方が多いようです。

出産後の生理の周期や量は?

子宮が回復し始め、生理が再開しても、周期が安定するまでには時間がかかる人もいます。母乳育児中の場合や、育児疲れなどのストレスでホルモンバランスが崩れやすいからです。

授乳が終わり、ホルモンバランスが整うまでは周期は不安定な場合もありますが、徐々に安定してくるはずです。出産後初めての生理の量は、多かったという声が多く、妊娠で大きくなった子宮と内膜量のためと言われています。

これらも子宮の回復と共に、徐々に安定してくるものです。ただ、再開後毎回量が極端に多かったり少なかったりする場合、ポリープなども考えられます。極端な経血量が続く場合は婦人科で見てもらいましょう。

出産後の生理がなかなか来ない場合は?

出産後1年くらいには生理が再開されている人がほとんどです。なかには、まだ母乳をあげているため、再開しないという方もいらっしゃいますが、出産後1年半を過ぎた、もしくは、断乳して3か月以上なのに生理が再開しない場合は婦人科で見てもらうことも必要です。

もしかすると妊娠している場合もありますし、「高プロラクチン血症」「無排卵月経」の可能性もあります。

妊娠の可能性

出産後、生理が来ていないのに妊娠するというケースはあります。出産後、すぐの排卵で妊娠した場合、生理が来ないからです。生理が来ない吐き気があるなど、妊娠初期にみられる症状があるようなら妊娠検査薬を試してみるのもいいでしょう。

高プロラクチン血症の可能性

出産後に起こりやすいと言われる高プロラクチン血症とは、母乳を作るためにかかせない「プロラクチン」というホルモンの濃度が高くなる病気です。
生理不順や無月経・無排卵などの症状があります。

甲状腺の機能の低下が関係していることもあるので、検査が必要になります。

無排卵月経の可能性

生理は来るけれど排卵をしていない症状です。出産後、ホルモンバランスが崩れてなる方もいらっしゃいます。基礎体温を測っていれば、低温期と高温期のグラフで排卵をしているかどうか見分けることができます。

グラフがバラバラ、もしくは生理が来ているのに体温が変わらないなどの場合は無排卵月経を疑ってもいいでしょう。

授乳中の不正出血・おりもの・生理不順について教えて!妊娠する可能性は?

授乳中に不正出血があった場合やおりものに変化があった場合、生理が不順になった場合についてまとめました。

授乳中の不正出血

授乳中の不正出血には主に4つの原因が考えられます。

①機能性出血
授乳によるホルモンバランスから起きる不正出血で、子宮内膜が厚くなるけれ生理が起こる状態まで暑さが達しない未熟な状態で体外に排出されるときに起こる出血です。
②生理
ホルモンバランスが乱れているので、いつもよりずっと少ない生理が来ることもあります。 ③着床出血
受精卵が、子宮内膜に着床した時に起こる出血です。④病気や出産後の傷
出産時にできた傷が、免疫力が下がっているために完治せずに、出血する場合や、なにか子宮の病気が原因で出血している場合があります。

不正出血が起きた時、自己判断で解決しようとするのはリスクが高いです。なので、出産をした産院に相談するのが良いしょう。

授乳中のおりもの

授乳中もおりものは出ます。悪露が終わるころには、透明なおりものがたくさん出ることが多いです。

出産後、おりものが増えるというのはよくありますが、異臭がしたり、陰部にかゆみがある場合は我慢せずに病院に行きましょう。

授乳中は免疫力が低下するため、感染症にかかりやくなるので、注意しましょう。

授乳中の生理不順

授乳中はホルモンが整わないために、生理不順になる方が多いようです。

生理周期も変わることがありますし、一度生理が来ても、次の生理までに数カ月かかるということもよくある話です。

これもやはり、ホルモンバランスの乱れが原因です。もしも、1度来た生理が止まって、3か月以上期間があくようであれば、念のため、受診をおすすめします。

授乳中の妊娠の可能性は?

授乳中は妊娠しないからと思い込んでいて、避妊をしなかったらすぐに妊娠して、年子になった!ということは、よくあるようです。

授乳中でも妊娠の可能性は、授乳していないときと同じだけあります。しかし、基礎体温を付けるなどして排卵日を予測しなければ、いつ妊娠するのかはわかりません。

ホルモンの影響で、妊娠しやすかったり、妊娠しづらかったりするそうです。一人目は長い不妊治療で授かったけど、二人目は出産で体質が変わってすぐに自然妊娠したという方もいます。

授乳中に妊娠を望んで病院に行ったときは授乳をやめるように言われるかもしれません。授乳していないほうが、ホルモンバランスが整うので、妊娠に適した体になりやすいのは確かです。

急がないならば、今は上の子との時間を大切にして、上の子が卒乳してから妊活を始めるほうがママの負担も少なくて済むかもしれませんね。

出産後の完全回復までには約半年~1年かかるといいます。そのくらいの期間子宮を休ませた方が、母体への負担も少なくなります。

出産後半年ほど経つと、以前と変わらない体に復活したと自覚するママもいますが、本当はまだ完全には復活していません。それほど出産は体に負担がかかります。

授乳中に妊娠すると母乳の量は減るの?

授乳中に妊娠すると、母乳量は減る傾向にあると言われています。理由は次のようなことからです。

  • 妊娠を継続するために分泌されるホルモンが、母乳を生成するホルモンを抑制するため
  • 妊娠すると胎児に血液を多く回そうとし、母乳に回す分の血液が少なくなるかため
  • 母体の栄養が胎児にいくため

妊娠すると、授乳は控えるように言われることがあります。それは、授乳により子宮の収縮を促してしまい、流産につながる可能性があると言われているからです。

しかし、妊娠経過に問題がなく、医師からOKがもらえれば妊娠中でも授乳を続けることができます。妊娠するまで完全母乳で育てていたのに妊娠がわかり、ミルク育児を始めたというママも多いです。

授乳を続けても母乳の味が変わってしまい、自然と卒乳に向かって行く子もいます。なかには、味が変わっても、量が減ってもお構いなしにおっぱいを求める子もいます。タンデム授乳といい、上の子と下の子の両方に授乳するママもいます。

まとめ

授乳中のママでも十分に妊娠する可能性があります。生理が来なくても排卵が起きていることがあるので、授乳中に次の子の妊娠を望んでいるママは、安心してください。出産後、生理が再開する時期には個人差があります。

母乳育児中だと比較的遅く、卒乳後にやっと再開したなんて方もいらっしゃいます。次の子を望んでいるのなら、なおさら生理が来ないことが気になってしまいますよね。

しかし、それがストレスになってしまっては悪循環です。
まず、基礎体温を測ることで排卵があるかどうかを知り、どうしても不安な場合は医師に相談し、不安を解消しましょう。

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