産婦人科で勧められる葉酸サプリとカルシウムサプリは併用してもいい?使用方法教えて!

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妊活中や妊娠中は、元気な赤ちゃんを出産するため、とくに栄養バランスの良い食事を心かげている方が多いと思います。しかし、普段の食事では十分な栄養素を補うことが難しいことや、摂りずらい栄養素も中には含まれますよね。

その中でも、葉酸カルシウムといったものが挙げられ、どちらも妊娠初期の胎児の成長に欠かせない成分といわれています。

葉酸が不足すると、赤ちゃんの先天性疾患である神経管閉鎖障害になるリスクが高くなるといわれています。また、カルシウムが不足すると、赤ちゃんの骨密度が下がり骨や歯の形成に影響があるといわれています。

そのような理由から、食事に加えてサプリメントで補給することを産院でも指導されることがありますが、葉酸サプリとカルシウムサプリ、一緒に服用しても良いものなのでしょうか?

今回は、このふたつのサプリの正しい飲み方や注意点を詳しくご紹介いたします!

妊娠中のカルシウム不足になる原因は?

妊娠するとさまざまな理由から、普段よりカルシウム不足になりやすい体質が続きます。どんな時にカルシウムが使われているのか、確認しておきましょう。

受胎するために大切な栄養素

妊娠するには精子が卵子と出会い受精卵が作られるのですが、この時にカルシウムが使われ受胎までサポートします。

その後、着床すると細胞分裂を行い胎児は成長していきますが、この時もカルシウムが使われて妊娠をサポートします。カルシウムが細胞分裂を促すことから「いのちの源」とも呼ばれています。

赤ちゃんの骨や歯を作る

お腹の赤ちゃんの骨や歯を作るため、ママのカルシウムがへその緒を伝って運ばれます。カルシウムのほとんどが骨や歯に使われており、ママが不足すると赤ちゃんの骨密度などにも影響してしまいます。

骨盤形成や陣痛を引き起こす

妊娠中は大きくなるお腹の赤ちゃんに合わせて骨盤も大きく広がります。安産のためには必要なことですが、骨盤が広がっても維持しているのはカルシウムが活躍しているからなのです。

マリママ
また、規則正しく陣痛を引き起こす際も、カルシウムは使われます。妊娠初期から出産までたくさんのカルシウムが使われてしまうため、妊娠中は不足しがちになってしまうのです。

妊娠中にカルシウム不足になった時の症状は?

日本人は妊娠する前からカルシウム不足な人が多く、妊娠するとさらに消費されてしまうため、普段よりもっと深刻化した状況が引き起こります。
まずはカルシウムの役割を確認しておきましょう。

  • 骨や歯の形成
  • 酵素を活性化
  • 神経の興奮をおさえる
  • 筋肉の収縮作用
  • 血液の凝固作用
  • 分泌腺の活性化

 

マリママ
カルシウムは骨や歯だけではなく、神経や筋肉機能などの働きに必要な栄養素です。不足してしまうとイライラするなど、目に見えた症状を引き起こしやすくなるため、自分だけではなく家族も巻き込んでしまう可能性があります。

妊娠中にカルシウム不足になるとどうなる?子供(胎児)やママへの影響は?

妊娠中にカルシウムが不足してしまうと、ママとお腹の赤ちゃんの健康状態に影響してしまいます。

お腹の赤ちゃんはママからもらう栄養によって細胞分裂を繰り返して成長します。丈夫な骨や歯など成長するためには欠かせない栄養素のひとつにカルシウムがあります。

赤ちゃんがカルシウム不足になると、ママの骨や歯に含まれるカルシウムが血液に溶けだして栄養補給されます。これにより、ママの体は骨が弱くなり骨折しやすくなったり、歯も弱くなってしまい歯周病や虫歯、口臭を強めてしまいます。また、妊娠中にカルシウム不足が続くと神経バランスが乱れてしまい、イライラしたり涙もろくなるなどの影響もあります。

そして、一番注意しなくてはならないのが「妊娠高血圧症諸侯群」です。高血圧により頭痛やめまい、むくみ、尿蛋白などの症状があるだけではなく、胎盤剥離などを引き起こしやすいといわれています。

マリママ
胎盤が正常に機能しないと、赤ちゃんに酸素や栄養が送られず成長に影響してしまいます。また、流産や早産になりやすく、赤ちゃんが亡くなってしまうケースも考えられます。カルシウム不足はママだけではなく、赤ちゃんのことも考えていく必要があります。

妊娠中にカルシウムサプリはOK?効果や副作用は?

妊娠中に必要なカルシウムは、牛乳や魚などを食べることでカバーできます。しかし、妊娠中はつわりや食の変化により、食事から十分にカルシウムを補えない場合が多いんです。そんな時に便利なのがカルシウムサプリを利用することです。

1日の足りない分のカルシウムをしっかりカバーできるため、骨や歯の弱りや妊娠高血圧症候群を予防できます。妊娠中なので口にする物に対して注意している人が多いと思いますが、カルシウムサプリメントは基本的に妊娠中でも安心して飲めるタイプが多いです。

マリママ
ただ、妊娠中はさまざまな栄養補給をしなくてはなりませんが、ほかのサプリメントと組み合わせて飲んでしまうと、吸収率が悪く効果が実感できない場合があります。ほかにも、カルシウムの過剰摂取は注意しましょう。

カルシウムの取り過ぎると死亡率2.6倍が高まる?

妊娠中のカルシウム不足は深刻化しているため、食事やサプリメントで毎日たっぷり取り入れている人は要注意です。サプリメントは成分の吸収性にこだわった商品が多く、気がつかないうちに1日の必要量をオーバーしてしまうケースがあります。

実際にカルシウムを取りすぎるとどんな影響があるのか、19年間に渡って研究調査した結果、約2.6倍も死亡率が高くなったと報告しています。カルシウムの取り過ぎは心臓や血管の病気を引き起こしやすくなるため、意識して取り入れすぎるのも注意しなくてはなりません。

葉酸サプリとは?

葉酸は、ブロッコリーやほうれん草といった野菜やレバーなどに多く含まれるビタミンの一種です。熱や水に弱いことや体内への約半分しか吸収されないことから、吸収率の高い葉酸を人工的に作られたものが葉酸サプリです。

妊活中から妊娠初期にもっとも多くの葉酸が必要なため、厚生労働省からは葉酸の多い食品を意識した食事とともに葉酸サプリで補うことを勧めています。

葉酸サプリと一緒にとってはいけないもの

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基本的な食事では、葉酸サプリを一緒に摂ってはいけないということはありませんが、飲み合わせが悪いものも存在するので注意をしましょう。

まず、てんかんの薬でフェニトインという薬、サルファ剤であるサラゾルスルファビリジンは一緒に摂取すると体調不良を起こしたり、効能が下がってしまう場合があるとされています。

また、アルコール類は葉酸の吸収を妨げてしまうことが心配されます。

マリママ
注意しなければならないのは複数のサプリメントを服用する場合です。成分が重複することがあり過剰摂取の危険があるので避けるようにしましょう!

妊娠中のカルシウム不足には葉酸サプリがおすすめ!

妊娠中にカルシウム不足が気になるなら、葉酸サプリをおすすめします。葉酸はほうれん草や枝豆などの食材に含まれる栄養素で、カルシウムと同じく妊娠中のママとお腹の赤ちゃんにとって大切な働きをします。

マリママ
妊娠中に不足する葉酸はサプリでカバーするようにと、厚生労働省からも推奨されています。販売されるサプリメントによって、さまざまな特徴があります。妊娠中に必要なカルシウムが含まれているタイプなら、栄養不足が気になる部分をしっかりカバーできるので安心です。

妊活中や妊娠中!葉酸サプリの効果とは?

葉酸サプリは妊娠中だけではなく、妊活中にもたくさんの働きをします。もちろん、男性にも葉酸の効果は発揮しますので、パートナーと一緒に飲んで妊活をサポートすることもおすすめです。

  • 子宮内膜を厚くし着床しやすくする
  • 精子の質を高める
  • 胎児の細胞分裂をサポート
  • お腹の赤ちゃんの神経管閉鎖障害リスクを下げる
  • 血液を作る材料になる(造血作用)
  • 染色体異常を防ぐ
  • 自律神経を整えつわりを軽減する

カルシウムの他に必要な成分は?

妊娠中はカルシウムだけではなく、お腹の赤ちゃんの成長に大切な栄養素がたくさんあります。それぞれの効果とカルシウムとの相性についてを確認していきましょう。

鉄分

鉄分といえば貧血予防に効果的な栄養素ですね。鉄分は血液の材料となる大切な栄養素。血液が足りなくなると赤ちゃんの成長を妨げたり、ママがめまいやたちくらみを引き起こすなどの影響が出てしまいます。

鉄分はカルシウムの吸収率を阻害する可能性がある成分です。できれば一緒に飲むのではなく、時間をズラすなど工夫して飲みましょう。

タンパク質

タンパク質は血液を作るために必要な材料のひとつです。また、筋肉を作るためにも重要な栄養素なので、お腹の赤ちゃんがしっかり成長するためにも積極的に取り入れましょう。

タンパク質はカルシウムの吸収率を高める働きがあり、一緒に取り入れることで丈夫な骨を作ります。

亜鉛

亜鉛は流産や早産リスクを下げたり、細胞分裂を促す、新陳代謝を高める働きがあります。亜鉛が不足すると卵子や精子の機能低下など妊娠障害のきっかけになるともいわれており、意識して取り入れて欲しい栄養素です。

亜鉛はカルシウムの吸収率を弱らせてしまう可能性があるため、同時ではなく別々で栄養補給することをおすすめします。

食物繊維

食物繊維は暴飲暴食を防いだり、便秘解消など妊娠トラブルにうれしい働きがあります。妊娠中は意識して取り入れたい栄養素ですが、食事からだと不十分になることが多いため、不足がちな時はサプリ補給も大切です。

海藻類などに含まれる食物繊維は、カルシウムの吸収率を弱らせてしまう場合があります。食べ物から食物繊維を取り入れる時は少し注意しましょう。

ビタミンD

ビタミンDは良質な卵子を作り、着床をサポートする働きがあるといわれています。また、妊娠中の合併症を予防する効果も期待できるため、妊活中から取り入れて欲しい栄養素です。

カルシウムと一緒に取り入れることで、血液中のカルシウムを骨まで運んでくれる役割があります。

ビタミンB群

ビタミンB群の中でも妊娠中におすすめなのが、ビタミンC・ビタミンB6・ビタミンB12の3つです。抗酸化作用、造血作用など妊活中からうれしい効果がたくさんあります。

カルシウムと一緒に取ったことで吸収率を下げるなどといわれていませんが、どちらも妊娠をサポートする栄養素なので意識して取り入れることが理想的です。

カルシウム配合!おすすめの葉酸サプリの選び方

葉酸サプリを選ぶなら、妊活や妊娠中をサポートするカルシウム配合を選ぶことをおすすめです。1回でさまざまな栄養補給ができるため、不足しがちな悩みをスッキリ解消できますよ。効率よく葉酸サプリの効果を得るために、いくつか注意して欲しい点があります。

  • 無添加であること(添加物は葉酸やカルシウムなどの働きを阻害)
  • 妊活、妊娠中に必要な栄養素が配合されている
  • 栄養素の吸収率を考えて作られている
  • 小粒で飲みやすい(つわり中でも安心して飲める)
  • 赤ちゃんにも安心な品質である

 

マリママ
カルシウム配合の葉酸サプリはたくさんありますが、どれも同じではありません!選ぶ商品によって効果が違いますので、失敗しないためにも比較しながら自分に合ったサプリを選びましょう。

カルシウム配合の葉酸サプリを飲むタイミングは?

カルシウム配合の葉酸サプリはいつ飲むと効果的なのか、それがわかれば効率よく体質を整えられますよね。いつがおすすめなのか、時間のムダにならないためにも確認しておきましょう。

できれば妊娠前から飲み始める

カルシウムや葉酸は妊活中から必要な栄養成分です。女性だけではなく男性の生殖機能にも影響を与えるため、妊娠を望むのであれば妊活中からサプリメントを活用しましょう。

妊娠初期はもっとも意識して飲む

妊娠初期(妊娠15週目あたりまで)は、カルシウムや葉酸がもっとも多く使われます。お腹の赤ちゃんの成長はものすごいスピードでおこなわれ、ママも栄養不足になりがちです。赤ちゃんが不足しないためにも、妊娠初期は意識して飲みましょう。

就寝前に飲む

カルシウムや葉酸などの栄養素は、満腹時よりも空腹の時に飲むと吸収率が高いため、飲み忘れを防止するためにも就寝前がおすすめです。ただし、胃腸が弱い人が空腹時にサプリを飲むと、負担となり体調不良を引き起こしてしまう場合があります。飲む時間帯は個人差がありますので、体調に合わせて決めましょう。

まとめ

カルシウムと葉酸は妊活や妊娠中にとって、重要な働きのある栄養素です。不足するとママだけではなくお腹の赤ちゃんにも影響するため、食事だけでカバーできない部分は、サプリメントを活用して健康力を高めていくことが理想的です。

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