女性不妊の原因 *妊活と不妊について

不妊の原因で多い排卵障害はどんな症状?治療したら妊娠できる?

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不妊の原因で多い排卵障害は、さまざまな理由で起こる病気です。ストレスによるホルモンバランスの崩れや、卵巣が正常に働かずに起こってしまいます。月に1度の排卵が行われていないことに気づかない女性も多く、いざ妊娠したい!と思い検査をすると、実は排卵障害だったということがあります。「不規則だけど生理はあったから、排卵していないなんて思わなかった…」という女性が多いのではないでしょうか。

今回は、排卵障害ってナニ?排卵障害って治るの?と心配されている方のために、排卵障害にはどのような原因・症状・治療方法があるのかについてまとめました。

排卵障害とは


排卵障害とは、排卵が正常にされないことを言います。

基礎体温をつけると、排卵の時期と排卵しているかどうかがわかります。低温期の後に高温期が来て、また低温期が来る繰り返しですが、だいたいきれいな二層のグラフになるのが理想です。基礎体温のグラフがガタガタだったり、低温期が多かったりすると、排卵障害が疑われます。

排卵障害の原因は様々ですが、数カ月に1度しか排卵されないという方もいますし、長い間まったく排卵がないと言う方もいます。
不妊の原因の多くが排卵障害と言われていますが、排卵障害を克服して元気な赤ちゃんを産んだママがたくさんいますので、安心してください

排卵障害の原因や治療方法は?


卵巣障害には様々な原因があります。原因とその治療法はこちらになります。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバラが乱れる要因はこちらです。

・ストレス
・栄養不足
・睡眠不足
・栄養不良

これらを解決するためには、生活習慣の見直しが必要です。

卵胞が育たない

卵胞が育つことで排卵が起こります。なので、卵胞が育たたない場合は排卵にならないのです。卵胞が育たない原因は、肺胞を育てるホルモンが不足していることがほとんどです。
ホルモンを投薬や注射で投与して、卵胞が育つように治療します。投薬では、クロミッドというクロミフェン薬が最初に使われることが多いようです。

生理3~8日目から5日ほど服用します。軽度の排卵障害はこの投薬治療で治ることが多いと言われています。また、クロミフェンには副作用があり、もしも副作用が妊娠の妨げになるようなことがあれば、薬の種類を変更します。変更する薬はシクロフェニールといい、クロミフェンより効果が弱いですが、副作用も少なくなります。

また、これら2つとも効果がでなかった場合は、排卵誘発剤を注射します。この注射は、副作用が多数あります。排卵後に卵巣が腫れたり、腹水がたまったりすることもあります。また、複数の卵子が誘発されて排卵されることもあります。

多嚢胞性卵巣

卵胞が十分に大きくならない状態で成長が止まってしまい、その状態の卵胞がたくさん卵巣内に見られます。これを多嚢胞性卵巣と言います。軽度の多嚢胞性卵巣の場合は、クロミフェンの投薬治療をします。効果がなかったら、ステロイド治療、排卵誘発剤と言った流れで治療をします。

それでも効果が得られない時は、腹腔鏡手術で卵胞に小さな穴をあけると、排卵しやすくなります。この手術の効果は、1年半ほど続くと言われています。

急激な体重の変化


急激に痩せたり、太ったりするとホルモンバランスが乱れ、排卵が起きなくなってしまいます。無理な食事制限や過食をやめると、排卵が再開することが多いです。しばらくしても排卵が再開しなければ、他の原因が考えられるので気を付けましょう。

高プロラクチン血症

高プロラクチン血症は、母乳を作るホルモンです。これは、妊娠中や産後に多くなるのが普通ですが、それ以外の時に数値が大きくなると排卵障害を引き起こします。 高プロラクチン血症の数値が多くなる原因はこちらです。

・下垂体に腫瘍がある
・甲状腺機能の低下
・精神安定剤や胃潰瘍の治療の薬の副作用

高プロラクチン血症の治療は投薬です。腫瘍が原因の場合は手術で摘出することもあります。

黄体化非破裂卵胞症候群

排卵は、卵胞が十分に育つと表面がはじけて卵子が飛び出します。このはじける破裂が起きなくなるのが黄体化非破裂卵胞症候群です。これは卵巣周りの癒着などが原因で起こるとされていますが、はっきりとした原因はまだ解明できていません。

破裂しなかった卵胞は卵子を含んだまま黄体になります。癒着の治療が必要になるので、腹腔鏡で内部の確認をして処置をします。癒着を治しても黄体化非破裂卵胞症候群が治らない場合は、体外受精をすることになるかもしれません。

黄体機能不全

排卵後の卵胞は黄体になり、黄体ホルモンを分泌します。しかし、卵胞が十分に育たないと、排卵もしないし、黄体も出来ないので黄体ホルモンが不足します。黄体ホルモンが少なければ、着床しづらく、着床しても妊娠の継続が難しくなる可能性が高まります。卵胞をしっかり育てるために、クロミフェンなどの投薬治療をすると、黄体機能不全は治ります

甲状腺異常

甲状腺は体の代謝をコントロールしていて、この機能が低下すると排卵が起こりにくくなります。逆に、この機能が過剰に働く場合は、排卵障害は起こりにくいです。しかし、産後に異常が出る可能性があるので注意が必要です。治療は、甲状腺剤で行います。しかし、甲状腺異常は、機能の低下と亢進を繰り返すことが多いので、医師の管理が重要になってきます。

このように、排卵障害にもたくさんの原因があります。それぞれの治療をしっかりすることで、排卵障害は治すことができます。

もしかして、こんな症状だと排卵障害かも?

基礎体温は、排卵障害が判明する最も手軽で正確な資料になります。高温期が短い場合には、排卵していないことが多いです。また、ホルモンが不足して排卵がされない場合には、男性ホルモンが増えて毛深くなることもあるようです。他にもこのような症状が出ることがあります。

・骨が弱くなる
・皮膚のターンオーバーが衰えて肌質が悪くなる
・記憶力の低下

これらは排卵障害の方全員に出るわけではないですが、どれか一つでも当てはまって心配な場合は、基礎体温を付けて病院に行く事をおすすめします。

排卵障害は不妊症になるの?妊娠できない?

排卵障害は不妊症の一つです。卵子がないので、受精せず、妊娠が困難です。
しかし、排卵障害が治り、排卵が再開すると妊娠する確率は上がります。

もしも、排卵障害が解決したのに長い期間妊娠しない場合は、他に原因があるかもしれません。かかりつけの医師に相談して、新たな治療計画を立てれば妊娠できる可能性はより高くなります。

排卵障害に効く漢方やサプリメントは?

漢方は副作用が少なく、妊娠がわかった後にも飲めるものがほとんどなので、不妊治療中に飲んでいる方は多いようです。排卵障害に効果のある漢方は、血流改善と冷え対策と言われています。オススメの漢方はこちらです。

血のめぐりをよくする漢方

・桂枝茯苓丸(ゲイシブクリョウガン)
・桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
・当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

体を温める漢方

・当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
・人参養栄湯(ニンジンヨウエイトウ)
・補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
・温経湯(ウンケイトウ)

排卵障害に効く葉酸のサプリメント

葉酸は妊活中には積極的にとってほしい栄養素です。葉酸はさまざまな効果があり、女性は普段から摂ってほしいです。

たくさんある葉酸の効果の中の一部をご紹介します。

・ストレスから守ってくれる
・血液の生成を助けてくれる
・卵胞が育ちやすくなる

卵胞が育つと排卵できる確率が上がります。なので、排卵障害と診断された時には葉酸で体をサポートするのがおすすめです。

排卵障害を改善や予防するために気を付けたいことは?


排卵障害になる原因の一つに、生活習慣の乱れが考えられます。

女性の体はデリケートなので、強いストレスを感じれば排卵が止まってしまうことがあります。また、食事をおろそかにし、十分な栄養がない場合もホルモンバランスの乱れなどの症状が出て排卵障害に繋がります。

悩んでいる方が多い生活習慣のトラブルが冷え性です。冷え性の女性は多く、足を温めたり、真夏でも冷たいものを控えたりして対策している方もいます。それでも、手足が冷たく、血流が悪くなるせいで、肩こりや腰痛などの症状が出ることがあります。冷えは骨盤内の血流も悪くするので、排卵障害にもつながることがあります。

生活習慣を正すと体も健康的になり、排卵障害が治る方もいます。まずは生活習慣を見直してみてください。

排卵障害でも自然妊娠できるの?


排卵障害と診断されても、自然妊娠した方もいます。排卵障害にも種類があって、たまに排卵が起こるという方もいらっしゃいます。

環境の変化などで、一時的に排卵がストップしてしまっていたけれど、落ち着いたら排卵が再開する、ということもよくあります。逆に、まったく排卵が起こらず、場合によっては治療しても自然妊娠は難しいという方もいらっしゃいます。
自然妊娠は難しくても、人工授精・体外受精で妊娠する可能性は大いにあります。

排卵障害を治療したら妊娠できる?


排卵障害が解決されれば、妊娠できる可能性は高くなります。排卵障害が原因で不妊の場合は、1年後の妊娠率が60%以上あると言われています

しかし、もしも排卵障害以外に原因があった場合はその原因を解決しなければ妊娠は難しいでしょう。排卵障害の治療をしても妊娠しない場合は、新たに検査をして他の原因をつきとめなければなりません。もしかすると、パートナーに不妊の原因がある可能性もあります。なので、一緒に病院に行って、今後についての話し合いをすると良いかもしれませんね。

排卵障害は原因別に治療法が確立されていて、多くの方が克服し妊娠に至っています。不妊の原因の多くは排卵障害と言われています。これは、ストレスなどでもおこるので、生活習慣の見直しもしましょう。

排卵障害はしっかりと治療をすれば治ることが多いため、基礎体温表から排卵していないことがわかったら、早めに医師に相談しましょう。

 

参考HP
大谷レディスクリニック | 排卵障害の治療
https://www.ivf.co.jp/?page_id=99
排卵障害 - 身体の悩み.com-中医薬膳漢方研究所
https://www.karada-no-nayami.com/%E6%8E%92%E5%8D%B5%E9%9A%9C%E5%AE%B3/

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