*妊娠と出産について

風疹(風しん)感染で障害児赤ちゃんが増えている理由【注意喚起】

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風しん・先天性風しん症候群について知っていますか?
風しんウイルスに免疫のない女性が妊娠初期に風しんに感染することによって、障がいのある赤ちゃんが生まれてくるリスクが高くなります。
妊娠を考えている方や妊娠中の方、そのご家族の方に知ってほしい情報をまとめました。
風しんがお腹の赤ちゃんに与える影響や今からできる対策をこれから紹介します。

 風しんとはどんな病気?

風しんとは、風しんウイルスに感染することで起こる急性の発疹性感染症です。
咳やくしゃみなどの飛沫感染で人から人へうつります。特に春先から初夏にかけて注意が必要です。
感染すると、2~3週間の潜伏期間の後、リンパ節が腫れ、小さな発疹が顔や首に現れ、やがて全身に広がります。
関節痛も現れることがあり、約半数の人に38度くらいの発熱も見られます。

子供の頃にかかる風しんは3日程度で症状が落ち着くので「三日ばしか」ともいわれていますが、
大人の場合は1週間以上症状が続き、関節炎をともなう症状がみられる場合も多く、症状も重くなりやすいのが特徴です。
一度感染すれば風しんウイルスに対する抗体ができるので、ほとんどの人はその後、風しんにかかることはありません。

ただし、風しんウイルスに感染しても、症状が現れないことがあります。
この状態を「不頸性感染(ふけんせいかんせん)」と呼びます。

平成25年の流行では風しん患者の約8割が男性で、そのうち20代~40代の成人男性に多く発症しています。
これは、1994年の予防接種法の改正により、風しんの予防接種を受けていない確率が高い
ブランクの世代が生じたことが原因です。

 妊娠初期に風しんに感染すると、障がいを持った赤ちゃんが生まれてくるリスクが高くなります。

風しんそのものは、基本的にはそれほど怖い病気ではありません。
しかし、妊娠中は風しんの感染に十分な注意が必要です。

妊娠初期に風しんウイルスに感染すると、母体に進入したウイルスが胎盤の中で増殖し胎児が感染をおこします。
胎児に感染すると先天性風しん症候群といって、先天性心疾患、難聴、白内障などの症状がでることがあります。

感染時期が妊娠早期であるほど、お腹の赤ちゃんに感染し、障がいを持った赤ちゃんが生まれてくるリスクが高くなります
その頻度は、妊娠週数が早いほど高くなる傾向があり、妊娠1ヵ月までは50%以上、2カ月で35%、3カ月で18%、
4カ月で8%程度といわれています。
また、先天性風しん症候群は、不頸性感染でも起こるとされているので、
妊婦さん本人に風しんの症状がなくても、安全とは言い切れません。

 妊娠したら、風しんワクチンは接種できません。妊娠前には必ず風しん抗体検査と予防接種を受けましょう!!

これから妊娠を希望する女性の方で、風しんにかかったことが確実でない方、風しんワクチンを受けているか不明な方は、
ご自分の風しん抗体検査をしませんか?簡単な血液検査だけで結果がわかります

風しんの予防接種を受けたかどうかは、母子手帳にも記載されています。まずは、ご自身のお母さんに聞いてみましょう。
「母子手帳なんて赤ちゃんの時だけしか必要ない。」と思われがちですが、大人になってからでも予防注射をすることがあります。

風しんだけでなく、はしかやおたふく風邪などの抗体があるのかを調べるのにも役立ちます。
ママにとって数年使い込んだ母子手帳は思い入れ深いものですよね。
赤ちゃんの成長記録として、母子手帳は大切に保管しておきましょう!!
抗体がない、あるいは抗体が十分でない場合は、妊娠していないことを確認後、風しんワクチン接種をお勧めします。
また、風疹ワクチンによる先天性風しん症候群の子どもが生まれた報告はありませんが、起こす可能性が全くないとはいい切れないため、接種日から2~3ヶ月は避妊しましょう。

 先天性風しん症候群とは、風しんウイルスの胎内感染によって先天異常を起こす感染症です!

風しんウイルスに免疫のない女性が妊娠初期に風しんにかかることにより胎児が感染し、赤ちゃんに先天性風しん症候群と総称される障がいを引き起こすことがあります。
先天性風しん症候群の症状は主に先天性心疾患、難聴、白内障です。

このうち、先天性心疾患と白内障については妊娠初期3ヶ月以内の母親の感染で発生します。
難聴は初期3ヶ月のみならず、次の3ヶ月の感染でも出現し、高度難聴であることが多いとされています。
3大症状以外の症状には、網膜症、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球、血小版減少、肝脾腫など多岐にわたります。

 成人男性も風しんの予防接種を受けましょう!

先天性風しん症候群は、それ自体の治療法はありません
予防するためには、妊娠を予定、または希望する女性は、妊娠前に風しんワクチンを受け免疫を獲得しておくことが最も重要です。
妊婦への感染の可能性を減らすため、妊娠後に風しんの免疫が十分でないとわかった場合は夫や家族、職場などから感染しないよう周囲も風しんワクチンを受けておくことをお奨めします。

平成25年度の国の調査で、20代~40代の男性の約12.3%が風しんへの抗体を持っていないことがわかりました。
この数値は他の年代よりも高い割合であり、風しんの抗体を持っていない女性よりも多い数字です。
過去に風しんにかかったことがあると考えている人のなかには、実際にかかったのは麻しんなどの別の病気で、風しんの免疫がない人も少なくありません。
風しんにかかったかどうかや、ワクチンを受けたことがあるかが曖昧な場合は抗体検査や予防接種など予防対策の検討をしましょう。

 風しん予防接種費用の一部を助成している自治体もあります。

風しんの定期予防接種については、1歳児及び小学校入学前1年間の幼児は、多くの市町村において、無料で受けられます。
大人の風しんの予防接種についての料金の設定は、それぞれの医療機関で異なります。
風しん予防接種費用の一部助成を実施している自治体もありますので、接種を行っている医療機関や自治体にお問い合わせください。
また、医療機関によっては予約が必要な場合がありますので、接種を行っている医療機関に問い合わせしてから行きましょう。

 免疫力アップのために葉酸を摂取しましょう!!葉酸には、先天性異常のリスクを低減する効果もあります。

妊娠すると、母体の免疫力が低下するとよく言われていますが、その中でも「細胞性免疫」が低下するということがわかっています。
この細胞性免疫が低下すると、病気にかかりやすいだけでなく、病気が重症化しやすくなります。病気にかかると治療のために薬を飲まなくてはなりませんし、胎児への負担が大きいものになりかねないので、生活習慣の中でも特に免疫力を意識したいですね。
そこで、おすすめなのが葉酸です。
葉酸は、粘膜や免疫細胞のもとになるたんぱく質の合成を促進する働きがあり、摂取することで免疫力の強化にも繋がります。

妊娠中の推奨摂取量は1日480μgです。非妊娠時の推奨摂取量は240μgです。
ほうれん草や焼きのり、納豆などは葉酸を多く含む食材なので、サラダや付け合わせなどで積極的に食べましょう。
また、毎日安定して葉酸を取り入れたい方やつわりで食事をとることが辛い方にはサプリでの摂取がおすすめです。

葉酸サプリを飲むことにはメリットがたくさんあります。
まず、葉酸の効果をしっかり発揮するためには妊娠前から摂取することをおすすめします。
葉酸を体に蓄えておくことで、おなかの赤ちゃんの先天性異常のリスクを低減することができます。
また、葉酸は赤血球を作るために必要不可欠な栄養素でもあります。貧血を予防するためにも欠かせない栄養素です。
また、先に述べたように葉酸は野菜からも接種できますが、加熱調理することで本来の葉酸の量が減ってしまうこともあります。
そのため確実に摂取したい方にはサプリで摂取することをおすすめします。
妊娠を考えている方は、早めに接種しておきたい栄養素ですね。

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 妊婦さんへ。感染症に気をつけましょう!!

風しんの他にも妊娠中に気をつけたい感染症として、りんご病、水ぼうそう、はしか、おたふくかぜなど様々な感染症があります。
妊娠初期の方で、風しんの抗体価が基準値より低かった場合、感染を避けるために次のようなことに注意してください。

下記は、日本産科婦人科学会が発表している赤ちゃんとお母さんの感染予防対策5ヶ条です。

  1. 妊娠中は家族、産後は自分でワクチンで予防しましょう!
  2. 手をよく洗いましょう!
  3. 体液に注意しましょう!
  4. しっかり加熱したものを食べましょう!
  5. 人ごみは避けましょう!

 

最後に‥

ワクチンで予防できる感染症によって、避けられる障がいを持ってしまったり、合併症を併発させてしまうことは悲しいことですよね。
厚生労働省でも風しん対策を呼びかけています。感染を防ぐには予防接種が有効です。
みんなで意識を高めて、抗体検査やワクチン接種など適切な予防対策をすることで、社会全体の風しん感染拡大防止につながることを祈っています。

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