*妊活と不妊について

流産や中絶は不妊の原因になる?妊娠する確率が下がってしまう?

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妊娠したからといって、必ずしも全員が出産するとは限りません!環境により中絶しなくてはいけなかったり流産してしまったり、女性にとって思いもよらない大きなキズが心に残ります。

「あのときの行動が流産につながったのかも・・・」
「次の妊娠する確率が下がり授からないのでは?」

自分を責めたり、さまざまな不安を感じる女性が多いと思います。次の妊娠する確率や不妊との関係などパートナーへ相談できないこの気持ちを、これからひとつずつお伝えしていきますのでぜひ参考にしてみてください。

まずは自分を責めないで!実は多い流産や中絶の経験者

ここでいう中絶とは、さまざまな環境で妊娠したけど出産できず、赤ちゃんを諦めなければいけない状況を表現しています。これを人工中絶と呼びます。

せっかく授かった赤ちゃんを堕ろすことは悪いイメージの方が大きく、世間からの意見もあまり良くありません。しかし、産める状況ではないのに出産してしまった方がもっと大変です。

厚生労働省が発表した平成25年度の人工中絶件数は全国で18万6253件、そのうち10代がもっとも多い割合としています。年々減ってはいるものの件数は高いため、思った以上に身近なことなのは間違いありません。

また、流産の割合は妊娠全体の約15%の確率といわれており、おもに妊娠12週未満の初期におこりやすい傾向があります。年代別に見ると35歳以上での約20%、40代以上で約40%と確率が高まるというデータがあります。

このように、妊娠しても中絶や流産するケースは珍しくなく、その多くが誰にも相談できずにいます。初期流産の場合、約80%が赤ちゃん側の染色体異常といわれているため、あの時の行動が間違っていたなどあまり自分を追い詰めすぎないようにしましょう。

流産や中絶にはどんなリスクがあるのか?

今後の体のことを考えて、中絶や流産は適切な治療や手術が必要です。お腹の胎児をそのまま放置しておくと、母体にはさまざまな影響が出てきます。手術をしないとどんなリスクがあるのか、またその方法などを詳しくお伝えします。

中絶の手術とリクスについて

これから中絶手術を考えている人は、少なからずリスクがあることを知っておきましょう。まず、手術には全身麻酔が使用されます。その後、子宮内容物を専用の器具を利用し掻き出します。手術自体の時間はおよそ15分で終わりますが、術後の経過を見るために一泊二日の入院が必要な場合もあります。

術後は腹痛や頭痛、子宮内感染や麻酔によるアレルギー反応を引き起こす人もいます。また、中絶を経験した人の約20%が精神的なダメージを受けています。怒りっぽくなったり集中できないなどの症状を感じる場合があります。

流産の手術とリスクについて

流産にはいくつか種類があり、その進行状況によって治療や手術方法が違います。ここで紹介するのは初期流産について詳しく説明します。

繋留(けいりゅう)流産

受精卵や胎児が死亡していのに外部へ内容物が出てこない状態をいいます。時間とともに自然に出てくる場合もありますが、数日様子を見ても変化がなければ子宮内に残るものを取り出す手術をします。

化学流産

妊娠検査薬で反応は出たものの胎児が確認できない状態をいいます。妊娠しているとはいえないため、特別な治療や手術はしません。また、他の流産に比べると母体へのリスクが低いのですが、精神面への負担は大きいです。

完全流産

強い腹痛と出血がおこり子宮内のものが流れ出てしまうことをいいます。子宮内になにも残っていなければ、特別な治療や手術はありません。突然激しい陣痛のような痛みを感じるので、精神面へのダメージが大きいです。

不全流産

胎児の心拍が妊娠7週目以降になっても確認できない場合、不全流産と診断されます。子宮内容物を取り出す手術をおこなう、または自然に排出されるのを待つか様子を見ながら治療を進めていきます。手術する場合、全身麻酔を利用しますので痛みはほとんどありません。

いずれの流産も子宮収縮など治療や術後は腹痛などを感じる場合があります。また、術後は約1週間ほど安静にし体調の回復をおこないます。仕事や家事などは控えるべきですが、どうしてもむずかしい場合は最低でも3日間は安静にするよう医師から指示される場合があります。

流産後や中絶後に不妊になる原因や可能性は?

中絶や流産の手術をすると、次の妊娠がむずかしいとよく聞きますが本当なのでしょうか。不妊になる可能性と考えられる原因を調べてみました。

中絶後の不妊の可能性と原因

事情により中絶する場合、必ず掻爬(そうは)手術など子宮内容物を取り出し、正常な子宮に戻す方法をおこないます。妊娠すると子宮内はとてもやわらかくなり、少しのミスで傷つけてしまう可能性があります。

何度も中絶を繰り返すと子宮内に傷が付きやすく、次の妊娠する確率が低くなるといわれていますが医学的根拠はありません。しかし、手術をしない人に比べるとデリケートになっているのは確かなので、妊娠の確率が下がる可能性も考えられます。

流産後の不妊の可能性と原因

流産の原因がなにかによって次の妊娠する確率は違ってきます。初期流産の多くが赤ちゃん側の染色体異常です。ママ側にはほとんど問題がありませんが、3回4回と何度も繰り返すと詳しい検査がおこなわれます。受精するものの赤ちゃんが育たない不育症など、不妊につながる原因はいくつかあります。

ただ、流産を1度や2度したからといって、必ずしも不妊になるとは限りません。5度の流産経験がある人でも子供を3人授かるケースもあります。

どのくらい自然妊娠ができなかったら不妊外来へ行ったほうが良い?

“妊娠しない”ことへのプレッシャーと、過去の妊娠でのつらい思いは精神的ダメージがとても大きく、このことが妊娠できない状況へつながっている可能性もあります。

現在、日本産科婦人科学会の不妊定義は「避妊せず性交を継続的に1年間おこなっても授からない状況」としています。中絶や流産してからどれくらい過ぎたのか、夫婦生活は変わらずにおこなっていたのかを考えた上で、不妊外来へ一度相談してみるのも精神を落ち着かせることにつながります。

パートナーには伝えるべき?

男性は女性と比べると、妊娠することへの意識がそれほど高くありません。残念ながら中絶や流産をあまり深刻に考えていない人もおり、落ち込む姿を見て心に刺さるような言葉を言ってくる人もいます。

しかし、妊娠は夫婦2人の問題です。パートナーである男性側も一緒に向き合わなくては、この問題は解決しません。精神的にダメージを負った後ですが少しでもリラックスするために「一度、次の妊娠に向けて検査してみる」とだけ伝えてみてはいかがでしょうか。

もちろん、軽く受け流される可能性がありますが、自分一人で考え込むよりは相談したという気持ちで精神面が安定できますよ。

病院での診察ってどんなことをするの?

なかなか自然に妊娠せず「自分は不妊症ではないか?」と思い悩む人も多いでしょう。悩み続けるより医師に相談し、自分の体がどうなっているのか検査してみることが解消への近道です。

不妊であるか病院で調べるためにどんなことがおこなわれているのか、相談から治療までの流れを見てみましょう。

1.書類の提出、問診

これまで基礎体温表などを記録していたなら必ず持っていきましょう。受付を済ませると問診票などで質問されることへ返答記入します。たとえば、このような質問が書かれています。

  • 生理周期について
  • 結婚した日
  • これまでの中絶、流産、妊娠回数
  • 出産した人数
  • 過去の不妊治療について

ほかにも初めて性行為をした年齢など、少しドキッとするような質問内容もありますが、どれも今後の治療などに大切なことなのでウソを書かないようにしましょう。

2.内診と検査

問診で記入したデータをもとに、医師が詳しく質問などをします。その後、経膣超音波を利用して現在の子宮の様子を実際に見ていきます。状況により血液検査などもおこないます。パートナーと一緒に診察希望の場合、精液検査についての説明などあります。

3.今後の治療についてお話

内診や血液検査などをおこなった後、データをもとに治療の流れを説明します。治療方法は医師だけではなくこちら側の意見もしっかりと考えてくれるため、リラックスした気持ちで相談できます。

治療する/しないはパートナーとの相談もありますので、日をあらためて訪れるなど都合に合わせた方法で決めていきましょう。

次のために妊娠しやすい体づくりを整えておくことが大切

今回は残念でしたが次に妊娠する可能性は十分あります!次に向けてゆっくりで大丈夫ですので、赤ちゃんを迎える準備をおこなっていきましょう。

まず、女性の悩みで多い冷え性の改善をしましょう。体の冷えは卵巣機能を低下し女性ホルモンのバランスを崩します。生理不順や着床しづらいなど影響が出てしまうので、適度な運動や睡眠をしっかり取るなどして体質改善をしましょう。

次に栄養バランスの改善です。これはパートナーも一緒に見直していくことが大切です。たとえば、妊娠しやすい体づくりのために次の栄養成分を積極的に取り入れるよう意識してみましょう。

アルギニン 成長ホルモン量を高め細胞分裂を活性化。精子量を増加
亜鉛 卵巣機能を高め着床しやすい子宮を作る。精子の運動量を活発へ葉酸:卵胞の発育を高める。赤血球の材料となり細胞分裂をサポート
鉄分 赤血球の材料となり貧血や冷え性を予防
カルシウム 赤ちゃんの骨や歯を作る大切な栄養素
ビタミン類 抗酸化作用により卵子の老化を予防

食事を見直すならさまざまな栄養素を取り入れられる和食がおすすめです。ただ、野菜などに含まれる水溶性ビタミンは水や加熱に弱いため、できれば生の状態で食べるのが理想的です。

食べ物からでは1日に必要な栄養成分をカバーできていない場合が多いので、サプリメントを活用して上手に体質改善をしていきましょう。

まとめ

中絶や流産の悲しみは経験した人にしかわからないこと。どうしても自分を責めがちですが、周囲には同じ経験をした人たちがたくさんいます。また、中絶や流産を経験したけど何人も出産したママもいます。

心身バランスが落ち着いてきたら、次の妊娠に向けた体づくりをパートナーと一緒に少しずつ始めていくことが大切です。

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