女性不妊の原因 *妊活と不妊について

不妊症の原因で多い卵管障害の原因・症状・治療・予防について

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結婚して数年たつのに赤ちゃんを授からない・・・。もしかしたら、不妊症の原因は卵管障害かもしれません。

卵管は妊娠にとって重要なパイプでありとてもデリケートな部分のため、気づかないうちにダメージを受け妊娠の妨げになっている可能性があります。

まずは、卵管の役割やどんな原因がきっかけで障害を受けてしまうのかを知り、不妊症を改善していく道を考えていきませんか?

卵管の役割とは?妊娠の流れは?

卵管とは、卵巣と子宮をつなぐパイプ(通路)の部分をいいます。左右に1本ずつあり長さは約12cm、直径は細い部分で約1mmの小さな器官です。この卵管は妊娠するために、とても重要な役割があります。

・卵巣から排卵された卵子を卵管が取り込む
・卵管が精子と卵子を出会わせ受精させる
・受精卵を作る場所
・受精卵を子宮へ運び着床(妊娠)させる

妊娠するためには精子と卵子が出会い受精卵として成育、成長するために子宮へ移動しなくてはいけません。卵管に何らかの問題が生じるとこの妊娠するための流れがストップしてしまい、なかなか授からなかったり子宮外妊娠の原因となってしまうのです。

なぜ卵管障害が起こるのか?原因について

卵管はもともと細い部分で約1mmと狭く、ちょっとした影響で道がふさがってしまったり狭くなります。卵管障害が引き起こすと考えられる原因が3つあります。

1.卵管障害と細菌感染

卵管障害の原因で最近多いのがクラミジア膣炎などの細菌感染症です。女性の卵管障害の約8割がクラミジア感染によるものといわれています。

感染ルートは性行為により病原体が子宮頸管などへ感染り、菌が卵管へ移動したことで障害を発症させます。クラミジア感染は男性の場合、尿道炎などを発症しますが、女性が感染すると子宮内まで広がってしまいます。妊娠への影響もあるため、性行為をするときは細菌感染に十分に気をつけなくてはいけません。

また、卵管障害を引き起こす病気はほかにもあり、性行為だけではなく温泉や公衆トイレなどからの感染もあるトリコモナス、病原菌が付着したタオルを使用したりオーラルセックスにより感染する淋病などがあります。

2.卵管障害と子宮内膜症

生理周期に合わせて子宮内膜は厚くなり、着床しなければはがれ落ちて経血と一緒に排出されるを繰り返しますが、このはがれ落ちる子宮内膜と似た細胞組織が卵管などへ増殖する病気を子宮内膜症といいます。

卵管などで生殖すると子宮内膜と同じく周期的にはがれ落ちて出血しますが体外へ排出されずに血液がその場に残ってしまいます。生理が来るたびに繰り返されると卵管は狭くなったり、酸化してドロドロになった血液が固まったことでチョコレート嚢胞が発生してしまいます。

卵巣から排卵される卵子が卵管を通ることができないため、精子と出会えずに受精卵が誕生できません。

3.お腹内の手術後の癒着

たとえば、過去に子宮筋腫による開腹手術を受けたなど、細胞組織を傷つけたことで卵管と正常な細胞がくっついてしまうことを癒着(ゆちゃく)といいます。

本来、傷ついた細胞は自己免疫力により正常な細胞同士がくっつき回復(創傷治癒)するのですが、開腹手術では高い確率で癒着が起こってしまうため、生殖器官である卵管障害を引き起こすケースも珍しくはありません。

卵管障害はどんな症状があるの?

初期段階の卵管障害は多くの女性に自覚症状がなく、赤ちゃんが授かりにくいなど検査に訪れたことで発覚しています。卵管障害がクラミジアなどの感染症によるものであれば、このような症状で気づく場合があります。

・おりものが泡立っている
・強烈なニオイのするおりもの
・黄緑色っぽいおりもの
・下腹部が痛い
・陰部にかゆみや痛みがある
・生理周期が不安定など

子宮周辺に違和感を感じて産婦人科を受診した結果、卵管障害の疑いがあることを知る人が多いので、少しでもおかしいと感じたら早期受診をしましょう。

卵管障害の治療法は?自然妊娠は難しい?

卵管障害のほとんどに自覚症状がないため、不妊治療をするときなど子宮卵管造形検査をしたことでわかるケースが多いです。

この検査は、子宮内に造形剤を注入しレントゲンで観察することで、子宮の形や卵管が閉じたりふさがったりしていないか、卵管周辺に癒着がないかを調べられます。

造形剤には狭くなった卵管を広げる働きもあるため、検査と同時に治療もおこなえます。ほかにも、卵管に炭酸ガスや水を注入し、通り具合を見る検査などがあります。

検査後、癒着がそれほど強くなく細菌感染や子宮内膜症が原因であればホルモン剤や抗生物質による薬物療法で様子を見ていきます。検査や治療から約半年間は妊娠しやすい時期と呼ばれ、実際に自然妊娠できた報告もいくつかあります。

しかし、強い癒着や子宮卵管造形検査だけで卵管障害の判断がむずかしい場合、さらに精度が高い腹腔鏡検査をおこないます。

腹腔鏡検査ではおへその下部分に約5mm~1cmの穴を開けて内視鏡を挿入し患部の様子を見ながら手術をおこないます。麻酔などを使うため痛みがほとんどなく、開腹手術とは違って最小限の傷跡でおさえられます。

卵管障害での不妊治療の進め方は?

卵管障害だからといって自然妊娠が望めないとは限りません。しかし、年齢とともに卵巣機能は低下し、排卵障害やホルモンバランスにより妊娠がどんどん難しくなっていきます。

不妊治療の初期段階として、タイミング療法やホルモン剤などにより排卵を起こすなどで治療をおこなっていきますが、腹腔鏡手術しても癒着がひどかったりで妊娠しづらい場合は体外受精がおこなわれます。

体外受精は保険適用外の治療なため1回あたりの費用が約40万円と高額ですが、高い確率で妊娠が望めます。ただ、受精卵を子宮に戻したからといって、必ずしも着床し妊娠が継続するとは限りません。

しかし、これは自然妊娠でも初期流産の割合が10人に1人いるのと同じく、継続して育つ確率は誰にもわからないため卵管障害があってできにくい状態でも自分を責めてはいけません。妊娠するということは、どんなに健康な体の持ち主であってもその先は誰にもわからないのです。

不妊治療は長い戦いになるケースが多いといわれていますが、赤ちゃんが育ちやすいためにママが精神的にリラックスすることも大切な治療法です。

卵管障害は予防できる?

卵管障害の原因が細菌感染だった場合、早期発見で卵管障害を引き起こさずに済む可能性があります。性病の感染ルートのほとんどが性行為によるものですが、パートナーから病原菌を移されたからとすぐに卵管で炎症するとは限りません。

まず、病原菌に感染すると膣内で炎症→子宮内膜炎→排卵障害→卵管障害と広がるため、陰部にかゆみや痛み、おりもののニオイなどいつもと違う症状を感じた時点で適切な治療をおこなえば炎症をおさえられる可能性があります

細菌感染の多くは若い女性が中心のため、デリケートゾーンに違和感を感じても病院へ行くことが抵抗となり、放置してしまう人も少なくありません。放置する時間が長いほど卵管障害を発症しやすいため、できるだけ早めに産婦人科を受診し早期発見と治療していきましょう。

また、感染症を発生させないために運動や食事改善をして免疫力を高めたり、パートナーが患っている場合は治療してもらうことも大切です。

まとめ

なかなか赤ちゃんを授からず検査のときに卵管障害だと気づく女性が増えています。約8割が感染症が原因といわれているため、性交時や誰かが使用したタオルで体を拭くときは衛生管理に注意しましょう。

卵管障害と診断されても自然妊娠が望めないとは限らないので、適切な検査と治療をして妊娠に向けた体質改善が必要です。早期治療は卵管障害を最小限におさえられるため、早目に産婦人科を受診することをおすすめします。

 

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